自分で使う「家具」と「椀一式」 展覧会

オリエンタルデザインギャラリーの展覧会に行きました。

 

本日は、昔から好きなグラフィックデザイナー・原研哉さんの記念講演会がありました。

異業種ではありますが、原さんの作品はもちろん、企画される展覧会や

プロジェクトはいつもはっとさせられるモノばかりです。

中には建築と連携した作品も多くあります。

 

 

展覧会の中で原さんは、

「古来日本の「美意識」を産業の先端におくべきではないか。」

ということをおっしゃられていました。

 

私見ですが、原さんの仕事は、古典的な日本様式を現代にフィットさせているものが多く

国際社会の中での現在の「日本らしさ」を表現されているように思います。

 

西洋の建築や文化に強い影響を受ける現代の生活の中で、

はっきりとしたアイデンティティを意識させられます。

JAPANてかっこいいなあ、と。

 

そういえば、先月行った、瀬戸内国際芸術祭の中でも

これに似たメッセージを受けた気がする。

 

近頃は、民家の再生やら、農家・町屋の調査やらでなにかと

日本古来の様式に触れる機会が多く、自身の関心も強い。

今後の仕事にもなんらか、いい影響があるかも。

 

「椀一式」の展示も、単なる工芸趣味ではない、

オリジナリティある作品ばかりで刺激を受けました。

 

皆さんもぜひ見に行ってください。