村野藤吾研究会シンポジウム

今週、知人からのお誘いで「村野藤吾研究会」のシンポへ参加してきました。


著名建築家である村野藤吾の研究会があるとは知らず、初めて参加しました。同会はボランティアで平成21年までの5年間期間限定で活動し、今回のシンポが最終回ということもあったので、これはこれは見逃せない。

戦後、建築された建物の内、2件が重要文化財に指定されました。実はその2件全てが、広島に建造された建物です。「平和記念資料館」と今回の会場「世界平和記念聖堂」です。今回は「建物の保存と修復」との視点からシンポジウムが行われました。

現在、村野建築は建物の老朽化から、現在も次々に解体済みまたは解体が決定し始めています。関西に多く現存する村野建築も、解体の危機に瀕しています。今回の会場「世界平和記念聖堂」も築55年経過しており、現在も修復活動が行われています。

シンポで、数ある村野建築の魅力を改めて知ることが出来ました。特に自分は、以前山口県に住んでいた時期に、宇部によく足を運んででいたのですがその宇部には村野建築がたくさんあったのです。


旧山口銀行宇部支店(旧宇部銀行)、宇部興産ケミカル工場事務所(旧宇部窒素工業)、
協和発酵(旧宇部油化工業)、宇部興産中央研究所、宇部興産事務所宇部全日空ホテル
宇部市渡辺翁記念会館、宇部市文化会館 などなど。

山口にいた20代前半のころは、まだ建築の「け」の字も知らない若僧だったので、その存在気づかず過ごしていました。でも現在でも宇部の友人とも交流があり、仕事で出向くこともあるので、時間を作って見に行ってみようと思います。

 

*「Photo」ページに「世界平和記念聖堂」をアップしました。

今回は内部もジックリと鑑賞することが出来ました。



コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    Nathaniel (日曜日, 22 7月 2012 19:28)

    Very good article i just submitted your website to stumble upon and also i bookmark your website in my pc for future visit